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2020.02.07

生理前、生理中の口臭の原因!唾液の分泌量が低下による口渇・・予防と対策について

生理 口臭

はり・きゅう・マッサージ治療院アルトの柳田です。

最近読んだニュースで、成人の男女で比較した場合、女性の方が口臭が強い、という記事を読みました。

女性は男性より匂いに敏感であると言われており、女性で口臭に悩んでいる人は、男性の3倍ほど多くいるという調査結果もあります

内容にショックを受けましたが対処法はあるのでここで紹介したいと思います。

生理前と生理中、どんな臭いがするの?

生理前と生理中に感じる独特な臭いは、唾液の分泌量が減ってしまうのが原因と言われています。

唾液には、口内を清潔に保ち、菌の繁殖を抑える働きがあります。ところが、生理中はホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が減ってしまうため、口内が乾燥しやすくなるのです。

そのため、様々な菌が活発に繁殖し、あの独特なニオイが発生。そのニオイ、なんと「腐った卵や魚の臓物臭」と例えられているんだとか...。また、口内環境の悪化により出血をして、血のニオイがするという声もあります。

気になるのは、口臭だけではありません。臓物臭や血のニオイは味覚にも影響を与え、生理中に食事すると変な味がすると訴える方も少なくないようです。

口臭が強くなる原因とは

女性の口臭が強くなる原因は「女性ホルモンの増減」にあり、主に生理前と生理中によく現れると言われております。

・女性ホルモンの分泌が減ると、唾液量が少なくなり口臭原因の歯周病を引き起こす

・女性ホルモンの分泌が増えると、歯茎が腫れやすくなり口内環境が悪化する

女性ホルモンの増減は、生理前と生理中だけでなく妊娠中や閉経前後に現れ、多くの女性を悩ませます。

<ホルモン分泌の増減期> 

生理前・生理中:エストロゲンとプロゲステロンの分泌、唾液の量や口内環境に変化

妊娠中:ホルモンの分泌量が10~30倍になる。エストロゲンの増量は歯周病菌を増殖させる。つわりが酷い方は口腔ケアが満足にできないこともある

閉経前後:女性ホルモンの急激な減少による唾液分泌量の減少

生理前と生理中の口内の変化

生理前と生理中の口臭の原因を唾液の減少と説明しましたが、 厳密にいうと、生理前と生理中は少し違うと言われています。
生理前は、プロゲステロン(黄体ホルモン) が増加し唾液の分泌が減少するため、口内が乾燥しやすくなり、 口の中の細菌が増えやすくなります。

一方生理中は、 プロゲステロンの分泌が低下しエストロゲンが増加します。 唾液の分泌は徐々に回復し始めると言われています。

ホルモン分泌量が唾液腺に影響する

では、唾液はどのような作用があるのでしょうか。

唾液の役目としては、主に以下のような作用が挙げられます。

・口の乾燥を防ぐ

・口内の細菌の増殖を抑える

・自浄作用⇒歯の汚れや食べかすを洗い流す

・消化作用⇒唾液内の酵素アミラーゼが消化しやすくする

・再石灰化作用⇒飲食により溶けかかった歯の表面を修復し虫歯を防ぐ

・粘膜保護・乾燥予防⇒粘り気のあるムチンが粘膜を保護し口の乾燥を防ぎ、発声をスムーズにする

唾液腺は、耳下腺・顎下腺・舌下腺の三つがあります。

これらに関連する筋肉に鍼やマッサージで唾液腺の刺激を行うことで筋肉が弛緩し唾液が出るようになります。

局所へのアプローチに加え、お身体の不調も一緒に治療致します。

さらに自律神経と、ホルモンバランスを整えることでより効果を高めます。

唾液量を低下させないための予防や対策

・乾燥に対して、口呼吸しない、水分摂取
   
・口腔ケアでは、歯磨き、フロス、舌磨き

・ストレスをためない

・免疫・代謝をあげる

・睡眠を十分にとる

・食事の際、たくさん咀嚼する・・・など日々気を付けることで改善されていきます。

自己マッサージも効果ありますので、合わせて行ってみてはいかがでしょうか。

ご相談いただければお伝えいたしますのでお気軽にお声掛けください!

 

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