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アルトブログ

2019.10.01

月経前緊張症

みなさん こんにちは

今回は女性の多くの方にご相談いただく「生理に伴う症状」についてです。

月経前緊張症・・・ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが改めてご説明します。

主な症状
・月経の3日から10日前から始まる様々な心身の不調
・下腹部痛、腰痛、乳房痛、頭痛、イライラ、抑うつ、不安
・生理が始まると症状が軽減または消失するのが特徴

原因として
・排卵後の女性ホルモンの急激な変化
・子宮の内膜が血液で充満し重く腫れて下腹部痛や腰痛になる


毎月の事なので憂鬱になる、とおつらい気持ちを吐露されることがあります。
そんなお悩みに私たちは、少しでもストレスフリーになれるよう

これらを目的とした鍼灸治療を施します。
・血液の循環をよくする
・筋肉の拘縮を取る
・水分代謝を活発にする 


ここで症例を挙げます



< 症例 生理前のイライラ >

・いつもは何でもないことが生理前にいちいち癇に障る
・生理が経過して落ち着くと、いらだった自分を責めてしまう


問診後、触診していくと、緊張から無意識のうちに肩に力が入っているようで、僧帽筋・肩甲挙筋・肩甲骨内縁に強いコリ
腰臀部と下肢は冷えており血流が滞っている様子。
内くるぶしの凝りは下肢の内側に広くひびくトリガーポイントがある。
それぞれに鍼を、冷えの強い所にはお灸と温灸を加えた。
途中、うとうと寝てリラックスされていた。
施術後はご本人が気が付かなかった緊張がほぐれ、身体全体がポカポカしている。

一週間に一度の継続的な治療と、ストレッチなどの軽度の運動、季節に合わせた保温・冷却の工夫など日常的にも気遣うことで症状が軽減しました。
身体が楽になって気持ちに余裕が出ていちいち気にすることがなくなってきた。
趣味に集中でき、考え方がプラスに向いてきた、との事。
最近では、さらに平熱が一度高くなったそうです。基礎体温が高くなれば、免疫力アップにつながります。

毎月の生理周期に気分が振り回されていた時間がもったいなかったとおっしゃいます。
気分もお顔の表情もとても明るくなったように拝見しました。

季節の変わり目に体調を崩すことが多いようですが、これからも自信をもってお過ごしできることを願っております。

はり・きゅう・マッサージ治療院 alto
柳田